2022.07.12
KN700 特徴・取り扱いについて
特殊連続鋳造材であるKNシリーズは、スラブ材(圧延用鋳塊)よりご希望のサイズへの切断を実現し超大型ブロックの提供を可能にしています。
KN700はA7003相当材でKNシリーズでは最も強度があり、かつ靭性にも優れたKNシリーズとなります。
A7000系と比べ硬度は約2/3程度となりますが、ご使用環境によってはA7000系の圧延品・鍛造品と比べコストダウンのご提案ができる可能性がございます。
KN700だけに限った話ではありませんが、メーカー切断公差0,+8mmとなるため切断品そのまま使用ではなくフライス加工の仕上げを推奨いたします。
極厚は対応可能ですが、KN500、KN520と違い広幅品は都度特注サイズとなるため価格・納期がかかります。
もちろん小サイズも対応しており、弊社は材料調達~各種加工まで一貫して承っております。
用途としては金型関連、自動車部品関連
歪み量データに関してはリンクの弊社KNシリーズ取り扱いページをご参照ください。
弊社KN700 加工のご紹介
フライス加工(2面フライス、4面フライス、6面フライス)や追加工で吊穴タップ加工や門型マシニング加工機を使った切削加工まで、弊社では対応し梱包から出荷までは対応可能です。
弊社は過去KNシリーズの取り扱い実績数として2,000件以上ございます。
その中で弊社にて追加工や実績の数例としては記載しますと、
---実績例---
t 200 x φ500(外径) 材料寸法200x510x510のKN700材料を荒仕上円板加工後ご納入。
t 190 x 600 x 1590 2枚 を外周フライス6F後、フック用に穴あけ&面取り加工をしご納入。
などなど。
その他の加工では、板より円盤・リング形状の加工仕上げまで。
切削加工では門型マシニングセンタ保有による大物加工や、小サイズ品まで一貫対応いたします。
納期や特殊形状、大物・長物でお困りであれば是非とも材料から加工まで、全て丸投げしておまかせください。梱包・出荷まで責任もって対応いたします。