2022.11.18
スタートは金型用材料として誕生。 強度・軽さ・加工性・応力腐食割れ性を追求
弊社が販売窓口となり在庫販売を行っているアルクイン300の特徴や歴史をご紹介いたします。
まず、超々ジュラルミンと呼称されるA7000系や、代表的なA7075はかつてゼロ戦にも採用されるなど、現在でもアルミ合金の中で最大の強度を誇るとの認知が広いかと思います。
同時にA7075は強度を誇るものの経年劣化や耐食性、応力腐食割れ性が弱点として挙げられます。
アルクイン300は高強度・軽さは維持したまま切削性と加工性を追求し、弱点である耐食性、応力腐食割れ性は熱処理条件による金属組織の調整でCu(銅)、Cr(クロム)の遷移元素の添加により向上したA7000系相当のアルクイン300が誕生いたしました。
メーカー開発以降は、弊社萬世興業が販売窓口となり在庫販売を開始、販路拡大を推し進めてまいりました。
歴史 販路拡大 金型~治工具材から機械構造部品へ 様々な用途として広がっていく。
1960年代に古河電工(現UACJ)が航空機用材料をベースに合金開発を行い、弊社窓口で販売がスタート。
1970年代には真空成形、ブロー成形金型にも採用をされていき、1980年代には需要増大に伴い当時の古河電工福井工場にて大型圧延設備を稼働しさらなる以降、厚板サイズのラインナップを増やしてまいりました。
1990年代~現在に至るまで各業界の治工具や食品機械、ロボット・工作機械などといった部品としても採用をされ、多種多様にすそ野を広げ評価をいただいております。
刻々と変わるニーズと商品の多種多様化の技術に貢献できる素材として各方面から問い合わせをいただいていおります。
弊社ではアルクイン300材料のみだけではなく、その後の加工案件も承っております。
お問い合わせページよりご連絡お待ちしております。
こちらも是非ご参照ください。
アルクイン300について
https://www.vansei-al.com/al300/
アルクイン300板 在庫表
https://www.vansei-al.com/products/?ca=&id=1588321537-894550
アルクイン300丸棒 在庫表
https://www.vansei-al.com/products/?ca=&id=1588658211-049173