2022.07.12
KN500の特徴について
KNシリーズは切削加工用のアルミ合金です。
KN材の中でも、KN500はJIS A5083相当成分の連続特殊鋳造材(スラブ材)になります。
KN500は加工歪みがきわめて小さい商品です。
そのため、樹脂成型用アルミ合金金型材として、中・低圧成型用金型材(真空、ブロー、RIM等)及び射出成型用の少量生産に最適です。
■ 特長
・圧延材では対応が難しい、超大型ブロック(特に厚物が可)を供給
・残留応力が極少であり、加工歪みが非常に小さいため歪み取りがほとんど不要
・設計変更が生じた場合は優れた溶接性で対応可能
・高速切削(2ℓ/分)が可能で仕上げ面滑らか
■ 用途
・金型:射出成型、ブロー成型、発砲成形、RIM成形、真空圧空成形
・真空容器:トランスファーチャンバー、バルブ、蓋
・治工具:ベース板、航空機治具、機械部品
KN500 加工のご紹介
KN500では、通常の切りっぱなしブロック材の他、各種加工(6面フライス、丸物加工、タップ加工、粗彫り加工など)で多彩なニーズに対応しております。
KN500の大型ブロック材でも当社の大型5面加工機を使用し、フライスから機械加工まで可能です。
---実績例---
KN500 リング加工 φ1970ⅹφ760 x t75 1枚
KN500 6F+タップ加工 220x260x1485 1枚
コラム「厚板・大物フライスも対応可能です!」 ←こちらをクリック!
KN材を使用する際の留意点として、表面処理を施す場合は処理先、処理条件によって色むらが発生する場合もありますので、事前に品質確認を推奨いたします。
是非とも当社で材料の調達から加工まで全てお任せください。梱包・出荷までも責任持って対応いたします。
形状やサイズによってはご希望に沿えない場合もあるため、取り扱いや加工については都度お問い合わせください。
KN材にて対応が難しい場合も、他社相当品にてご提案が可能な場合がございます。